JASTRO

小線源治療部会第27回学術大会小線源治療部会第27回学術大会

先の先の、その先へ

ご挨拶

写真
小線源治療部会
第27回学術大会
大会長 吉田 謙 関西医科大学放射線科学講座

最後のご挨拶・白浜宣言とともに(2025年6月2日記載)

皆さま、本当にありがとうございました。オンデマンド配信は続きますが、5月16日と17日、現地ではスタッフも入れれば約300名たくさんの方々が来てくださいました。ウェブ配信も150名近くまで申し込みをいただき、感激しすぎて言葉がございません。

配信関係、演題進行、飲食、宿泊と清算、など細かいトラブルでご迷惑をおかけしたかもしれません。お許しください。そして、天候。2日目の飛行機の朝の2便が欠航となり、閉会式後の第3便まで、、、と慌てました。空港への送迎バスが出た後、ホテルの部屋から飛行機が空港に向かって高度を下げていくのが見え、これできっと大丈夫、、、と中村聡明先生と歓声を上げたことが昨日のことのように感じられます。

お礼を言いたい方が多すぎて大変、、、というか部会に関わった皆さま全員なのですが。まずは座長・演者など学術に関わられた皆さま、情報交換会や夜のセミナーで挨拶に楽器にパフォーマンスに盛り上げてくださった皆さま、展示や協賛、寄付などで根幹を支えてくださった皆さま、会場であるホテルシーモアの皆さま、飲食や送迎などで助けてくださった皆さま、そして参加してくださった皆さま、最後にこの2年間苦楽を共にしてくださったスタッフ・事務局の皆さま、もう最高でした。

一般演題とワークショップの座長は全て若手にお願いし、難しいセッションを全て仕切っていただきました。ベテランの皆さまには、アイディアやユーモアや演出などいぶし銀の味が不可欠なところで活躍していただきました。感謝でいっぱいです。Zamboglou先生の脳の組織内照射のお話は、私の狙い通り皆さまをどよめかしてくれましたし、レイトセミナーでは、みんなが大人げないくらい真剣勝負してくださり「真のカッコ良さ」で魅せてくれました。そして、永倉先生の魂の叫びのライブは小線源治療と関係のないエピソードの時ですら見る者を部屋に帰らせませんでした。2日間、小線源治療とそれに関わる皆さまに出会えたことの幸せを噛みしめさせていただきました。

で、この思い出だけで、十分私は余生を送れそうなのですが、皆さまにはそうはいきません。来年も再来年もこの国の小線源治療を支えていただくために継続的にテーマを発展させて歴史を紡いでいただかなくてはいけません。

それが白浜宣言になります。各シンポジウムから、そして有志から、合計9つの線源、いえ、宣言をいただきました。どの宣言も、今回の発表だけでも十分魅力的なのですが、そこは心を鬼にして、来年再来年につなげていただきたく思います。もちろん、宣言した方もそうでない方も是非参加してAufhebenさせてください。「白浜宣言」という言葉が、「独立宣言」や「奴隷解放宣言」や「非実力派宣言」よりも歴史に残る言葉になる事を祈っています。私がオジさんになっても、117才になっても、です。

最後に、急な御病気で来られなくなった方、人助けで怪我をしてしまい来られなくなった方がいらっしゃいました。 また、それ以外にも私が知らないところで残念な思いをされている方もいらっしゃるかと思います。しかし、この2日間は白浜にいた方もいなかった方も全て総力戦でやった部会だと思っています。どうか私たちの感謝の思いだけでも感じていただければ幸いです。

船出の歌といえば、、、「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」。額田王の作とされていますが、斉明天皇の歌という説もあるようです。そう、ホテルシーモアのすぐそばにある崎の湯に入浴された天皇ですね。「先の先の、その先へ」未来ある限り、力を合わせて小線源治療の海を進んでいきましょう。 そして、来年の寄港地は弘前です。弘前大学の青木昌彦先生にバトンタッチです。5月22‐23日、また総力戦で盛り上げましょう! …………………… さあ、バトンも渡しました。それでは、私はしばし一服させていただきます。長い挨拶をお読みいただきありがとうございました。これにて、一旦中締めとさせていただきます。

みなさま(2025年4月29日記載)

本当にありがたいことですが、現時点で250名を越える現地参加のお申込みをいただいております。当初、誰も来てくれないのではという不安に怯えておりましたが、今度は無事トラブル・事故・乗り遅れ等なく皆さまに御帰宅いただけるかが心配になっております。嬉しい悲鳴を深謝いたします。

プログラムも今まで大切にしてきた内容だけでなく、新しい内容が各座長先生のお力でラインナップされています。特別講演も私が尊敬するZamboglou先生(匠の技の持ち主です)に来ていただけることになりました。また、企業の皆さまにも言葉に尽くせないほどのご厚誼を賜り、セミナー・機器展示・寄付などでサポートいただけることになりました。本番前ですが既に感極まりそうになっています。

初日のレイトセミナーでは、小線源治療に賭ける信念を存分にぶつけあう本物のディベートが待っております。なあなあにはしません。そして、初日のフィナーレはこれもなあなあにはできない闘魂、永倉久泰先生が満を持しての登場です。

二日目も基本を押さえながら、放射線増感や有害事象にも光を当てたいと思っていますし、最後に若者に託したワークショップがラストを締める予定です。二つの会場とも甲乙つけがたい内容になったと自負しています。一般演題も多くて発表時間が短くなってしまいました。どうか、早口を集中してお聴き取りください。

最後に、未来へ続くものとして、演者の皆さまより「白浜宣言」を出していただく予定です。「白浜線源」ではありません。一夜の夢で終わらせず、継続して未来に続けてもらおうと思っています。これが「先の先の、その先へ」になれば良いなと思っています。大きく出ましたが、準備で私は毎日失敗ばかりしております。どうか無事に盛会に終われましたら、私の失敗の被害を被った皆さま、どうか、笑って許してください!

最初のご挨拶(2024年5月14日公開)

このたび、日本放射線腫瘍学会⼩線源治療部会第27回学術⼤会を2025年5月16日(金)と17日(土)の2日間、南紀白浜にて開催させて頂く運びとなりました。

小線源治療は、歴史的にたくさんの風にさらされてきました。手術とその支持技術、外部照射、全身療法、などなど。しかし、そのつど形を変えながらライバルの良い点を学びつつ止揚してきたように思います。

医療被曝と言われたら高線量率を、侵襲と言われたらアプリケータ改良・鎮痛鎮静を、主観的と言われたら画像誘導を、刺したままの宵越しと言われたら組織内照射併用腔内照射を、、、まだまだ新しい風、夢ある止揚が待っている気がします。

今回のテーマである、「先の先の、その先へ」は、会場であるホテルシーモアのすぐ傍にある1400年前に斉明天皇が浸かった日本最古の湯の一つである「崎の湯」から取っています。小線源治療が、崎の湯のように泉源(線源?)から長く長く生命の源を湧き出させながら、ポスター写真のように崎の湯と接している海の向こう、先の先まで進んでいけるようにと思って決めました。

ちなみに、私の小線源治療人生の泉源ともいえる大阪市中央区の国立大阪病院(旧称)の隣に難波長柄豊碕宮がありますが、そこも斉明天皇が訪れたことがあるようで何かの縁を感じます。豊碕(とよさき)にも、「さき」が隠れていますし。。。

さて、大会では王道の治療だけでなく、新しい治療の適応、新しい技術、現地出席者だけ参加できる新しい深夜のプログラム、など夢のある楽しいものにしたいと考えています。小線源治療に日頃親しみの無い方にも是非参加して面白いと感じていただきたいです。もちろん、南紀白浜という街も楽しんでいただきたいです。ハイブリッドでの開催ですが、できれば現地にお越しいただきたいと思っております。

先の先の、その先の将来、何かの拍子に皆さまの話題にのぼる二日間になればと願うばかりです。

Return Top